2019.01.01|新年明けましておめでとうございます

代表理事組合長
本間 充

共にご壮健で新年を迎えられた事と衷心よりお慶び申し上げますとともに、日頃より当農協の各事業運営に対し、特段のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

さて、昨年は北海道命名150周年の節目の年でありましたが、6月からの天候不順により日照不足や気温が上がらず、9月4日には台風21号が襲い、続く9月6日には北海道胆振東部地震による損害に加え、断水や道内全域が停電となり、農協・組合員の施設被害や農畜産物にも多大な影響と被害をもたらす事になり、一年を通して良い年ではありませんでした。

国際貿易交渉については、TPP11は昨年12月に、日EU・EPAは本年2月にも発効する予定になっており、加えて日米間で新たに貿易交渉の開始が合意されるなど、日本の農業は過去にない大きな市場開放を迎え、今後の農業に大きな影響を及ぼすことになりますが、国内農業を守るための国の政策について、JAグループ全体で強く要望して行かなければなりません。

一方政府が進める農協改革では、「農協改革集中推進期間」の期限が本年5月になっており、自らが改革を実践していく事で、昨年11月に開催された第29回北海道大会でも「農業所得増大」と「担い手確保・育成」、「サポーターづくり」に取り組むことが決議されております。

当農協におきましても、組合員の高齢化や担い手不在による農畜産物の生産規模縮小や組合員の減少が進んでおり、将来的には合併が避けられないものと考えますが、皆様もご存じかと思いますが、昨年、みついし農協、にいかっぷ農協、しずない農協、ひだか東農協の4農協の合併も破談となり、当農協も日高地域の一員として今後どの様な形で組合組織を維持しながら組合員の利益に貢献して行くことが出来るのか、あるいは地域農業を守っていくことが出来るのか、大きな課題として取り組み、その中で自己改革を進めて行かなければならないと考えておりますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

結びになりますが、本年こそは皆様が健康に恵まれ実り多い一年になりますよう、心よりご祈念申し上げ、新年にあたってのご挨拶といたします。