2020.01.01|新年明けましておめでとうございます

代表理事組合長
本間 充

組合員の皆様には、ご家族と共にご壮健で新年を迎えられた事と衷心よりお慶び申し上げますとともに、日頃より当農協の各事業運営に対し、特段のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

また、皆様のご理解により、昨年9月17日に本所事務所を新装オープンすることができました。大変明るいワンフロアーとなり、役職員一同気持ちも新たに組合員の利益に貢献できるよう努力して行く所存であり、深く感謝申し上げる次第です。

さて、昨年は5月に九州南部の大雨災害から始まり、続いて九州北部の大雨災害、台風15号では特に千葉県を中心に暴風雨による家屋等の浸水・倒壊や長期間の停電被害、10月には台風19号さらには台風21号による静岡、新潟、関東甲信越地方、東北地方と大変広範囲な大災害となり、多くの方が被災され、現在もなお復旧作業が行われている状況ですが、これら災害により重軽傷者やお亡くなりになられた方もおり、お見舞いあるいはご冥福を申し上げるところです。

昨年、幸いにも当地区で大きな災害はなく、農産物につきましては、概ね良い出来秋を迎えることが出来ましたが、毎年のように日本各地で自然災害が多発しており、災害に備えた準備が重要になってきております。

日本の農業環境につきましては、一昨年12月にTPP11が、昨年2月には日EU・EPAが発効し、加えて9月には日米物品貿易協定(TAG)が合意され、本年1月にも発効が予定されており、農業に大きな影響を及ぼす事になりますが、国内農業を守るための継続的な国の政策について、JAグループ全体で強く要望して行かなければなりません。

地域農業につきましては、外的要因による不安とは別に、組合員の高齢化や後継者不在により、毎年農家戸数が減少し生産基盤が縮小している現状であり、特に農産物の生産基盤の縮小が顕著に表れて来ており、如何にして地域農業を守っていくことができるのか、大きな課題として組合員の皆様と共に取り組んで行かなければなりません。

その様な中で本年4月が役員の改選期となっております。役員選考委員さんには大変ご苦労をおかけすると思いますが、組合員の皆様にもご協力頂いて、将来の地域農業や農協を担う役員の選出をお願いしたく存じますので、宜しくお願い申し上げます。

結びになりますが、皆様が健康に恵まれ実り多い一年になりますよう、心よりご祈念申し上げ、新年にあたってのご挨拶といたします。