2021.01.01|新年明けましておめでとうございます

代表理事組合長
本間 充

組合員の皆様には、コロナ渦によりご家族が帰省出来ず、いつもの年と違った形で新年を迎えられた方もおられると思いますが、ご壮健で新年を迎えられた事に衷心よりお慶び申し上げます。また、日頃より当農協の各事業運営に対し、特段のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

さて、昨年は春から天候に恵まれ各作物とも順調に生育して、台風や大雨にも見舞われず、作物にとっては良い天候となり、農産物や家畜の粗飼料は良質で豊作の秋を迎えることが出来ました。

当農協で取り扱う農畜産物については、酪農の個体販売や肉牛販売では新型コロナウイルスの影響で需要が落ち込み影響を受けましたが、水稲、施設野菜、生乳では特に影響も無く好成績でありましたし、軽種馬市場での販売では、これまでにない好況な販売状況となりました。

しかしながら、新型コロナウイルスが蔓延し、4月には全国に非常事態宣言が発令され、今なお4月を上回る感染拡大の状況となっており、不要不急の外出自粛や、マスク・手洗いの励行、3密の回避など日常生活に様々な変化をもたらし、日本経済も観光業界や飲食業界を始め、様々な業界でこれまでにない大変な苦境に立たされていることは皆様もご存じの通りです。

国や各都道府県及び市町村も、これまでかつてない規模の様々なコロナ経済対策を打って参りましたが、農業分野においても持続化給付金や経営継続補助金、高収益作物次期作支援交付金など新型コロナウイルス感染症の影響に伴う経営継続に向けた特別対策が打たれました。

このように昨年は一年を通して新型コロナウイルス感染症との戦いで疲弊する毎日ではありましたが、その様な中で明るい話題としては、組合員である長谷川牧場が生産した競走馬「デアリングタクト号」が史上初の無傷の牝馬三冠を達成し、我々に大きな希望と勇気を与えてくれました。また11月25日にホクレンによる「全道ゆめぴりかコンテスト」が開催され、日胆地区で2年連続金賞を受賞した当農協は、全道各地区で予選を勝ち抜いた農協を抑え、全道最高金賞に輝きました。米どころの農協を抑えて当農協の「ゆめぴりか」が最高金賞を受賞することが出来ましたのは、大変名誉であり、日頃から良食味米の生産に取り組んでいただいている生産者の努力の賜物と感謝を申し上げる次第です。どの生産部門におきましても、日々努力を重ねていただいている皆様に対し、組合員の負託に応え、支援していかなければならないとあらためて痛感しております。

結びになりますが、新型コロナウイルスのワクチンもあと数ケ月で接種出来ると報道されております。それまでの間、組合員の皆様には感染されぬよう十分注意され、この苦境を乗り越え、皆様が健康で実り多い一年になりますよう、心よりご祈念申し上げ、新年にあたってのご挨拶といたします。