2022.01.01|新年明けましておめでとうございます

代表理事組合長
本間 充

組合員の皆様には、ご家族と共にご壮健で新年を迎えられた事と衷心よりお慶び申し上げますとともに、日頃より当農協の各事業運営に対し、特段のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

昨年から続いているコロナ禍も現在小康状態となっており、規制も解除され、人の流れも徐々に活発になり、私たちの日常や経済活動も平常を取り戻しつつありますが、新変異株が再び日本で流行しないことを祈るばかりです。

さて、昨年は春から天候に恵まれ各作物とも順調に生育して、一部夏の猛暑や少雨の影響を受けた作物もありますが、台風や大雨にも見舞われず、おおむね平年作を確保することが出来ました。畜産物につきましても一部乳牛に夏の猛暑の影響が出たものの、酪農、肉牛販売は概ね順調で、軽種馬販売では市場販売において過去最高の販売高になるなど、好況な販売状況が継続されました。

しかしながら、燃料の高騰や肥料・飼料の値上がりなど、生産費の上昇に直接つながる状況になっており、またコロナ禍による需要減退の影響も相まって生乳や米の需給バランスが崩れ、供給過剰の状況や過剰在庫の問題が深刻化しており、加えて「水田活用の直接払交付金」(いわゆる転作奨励金)の大幅な見直し内容が発表され、大幅な収入減少は避けられない状況となっております。

このような経営を取り巻く厳しい事業環境にも対応し、経営を継続していくためには、組合員とJAとの相互関係が、一層重要になりますので組合員との『対話』を通じて、より良い道を導き出し、共にこの苦境を乗り越え、地域農業を守って行きたいと考えております。

結びになりますが、新型コロナウイルスの1日も早い終息と皆様が健康に恵まれ実り多い一年になりますよう、心よりご祈念申し上げ、新年にあたってのご挨拶といたします。