2024.01.01|新年明けましておめでとうございます

代表理事組合長
本間 充

組合員の皆様には、ご家族と共にご壮健で新年を迎えられた事と衷心よりお慶び申し上げますとともに、日頃より当農協の各事業運営に対し、特段のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。

長く続いた新型コロナウイルス感染症の影響も、昨年5月より5類へ移行し、徐々にではありますがコロナ禍以前の日常へと変化してきておりますが、ロシアのウクライナ侵攻等の影響から長く続いてきた農業資材価格上昇の圧力は後退してきたものの、農畜産物価格が資材高に追いつくことが出来ず農業経営を維持していく上で多大な影響を受けています。

さて、昨年は春から天候に恵まれ農作物においては、1番牧草の収穫については例年にない収量の確保が出来たものの、夏場の猛暑の影響から水稲や施設園芸作物において収量や品質低下等大きなダメージを受けてしまいました。また、畜産物について、軽種馬経営につきましては、市場販売において過去最高の販売高を更新する等好況な販売状況が続いている一方で、酪農経営については、個体販売価格の低調推移が続き、乳価こそ見直され上がってきていいるものの依然として厳しい経営環境となっております。肉牛経営については、長引く需要減少の影響から販売価格の低迷が続いておりますが、当JAの黒毛素牛については他産地よりも高値で推移しており、生産者の努力が実を結んでいる形となっています。

このような厳しい経営環境下においては、組合員とJAとの相互関係が一層重要になると考え、地区別懇談会とは別の形として、正組合員との地域座談会を初めて開催させていだきました。今後においてもご意見、ご要望を忌憚なくいただく場として座談会を行っていくことで、今後のより良い農協運営に反映していきたいと考えています。

結びになりますが、この苦境を乗り越え、災害もなく豊穣の年となり皆様が健康で実り多い一年になりますよう、心よりご祈念申し上げ、新年にあたってのご挨拶といたします。