2025.01.01|新年明けましておめでとうございます

本間 充
組合員の皆様には、ご家族と共にご壮健で新年を迎えられた事と衷心よりお慶び申し上げますとともに、日頃より当農協の各事業運営に対し、特段のご理解とご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
昨年10月に衆議院議員総選挙が行われ、自民、公明合わせた与党の議席が単独過半数を割ることとなり、厳しい政権運営が続くことが見込まれておりますが、水田活用直接支払交付金の見直し問題や飼料代の高騰ほか長引く農業経営費の高止まりについて、生産者個々で対応できるものは限られてきており、国をあげての政策支援の必要性が増してきている状況にあります。
さて、昨年は1月におこった能登半島地震に始まり、不定期に発生し多くの被害を巻き起こした線状降水帯や台風の影響もあり、全国的に数多くの農業被害を受ける年でありました。
そのような中で、当地区につきましては、農産物については一部夏場の猛暑の影響によりダメージを受けた作物もありましたが概ね良好な作柄でありました。畜産物については、軽種馬市場において過去最高の販売高を更新している反面、酪農、肉牛経営においては、長く続く飼料高騰、その影響を受けた配合飼料安定基金の枯渇、個体販売価格の低迷等過去に類の無い厳しい状況が続いております。
このように厳しい状況下にはありますが、本年度から始まる新たな農業振興計画を策定するにあたり、業種別に組合員座談会を行い意見集約をさせていただきましたが、何といっても次代を担う生産者を確保していかなければ計画の遂行も地域農業の継続も困難となりますので、町をはじめとする関係機関並びに既存の生産者のご協力をいただきながら取組を強化していかなければと考えております。
結びになりますが、この苦境を乗り越え、災害もなく豊穣の年となり皆様が健康で実り多い一年になりますよう、心よりご祈念申し上げ、新年にあたってのご挨拶といたします。